解決事例(債権回収)
解決事例(債権回収)4:残業代請求(残業をしたのに,残業代が支払われない)
解決事例(債権回収)
■依頼主 50代 男性
■相談内容
そろそろ今働いている会社の退職を考えている。
退職にあたって,これまで残業代をもらっていない分を精算したい。
■結果
これまで支払われていなかった残業代を相手会社に請求したところ,満額に近い金額で支払いに応じてもらうことができた。
■コメント
よく言われるサービス残業の問題です。
残業そのものは直ちに違法とはされませんが,残業をしたにもかかわらず,残業代を支払わないことは労働基準法違反ですし,その支払ってもらえない残業代を会社に請求できます。
本件では残業時間や金額についてあまり争いになりませんでしたが,もしこれが争われることになれば,例えば,雇用契約書,就業規則,タイムカード,給与明細等で,具体的な残業時間や金額を立証していくことになります。仮に裁判にならなくても,相手会社を説得するためには一定の証拠があったほうがよいと思います。
なお,残業代の請求の時効は,2年ですから,ご留意ください。