解決事例(刑事・少年事件)

解決事例(刑事事件)7:刑事裁判(起訴後の対応)

解決事例(刑事・少年事件)

■依頼主:男性

■相談内容
在宅事件だが、窃盗で起訴されてしまった。裁判の対応をお願いしたい。

■結果
自白事件のため審理は1回で終わり、執行猶予判決となった。

■コメント
起訴されると、刑事裁判になります。よくテレビで見るような法廷で、裁判官、検察官、弁護人が立ち会う中、また第三者が傍聴している中で裁判が行われます。
自白事件で被告人が罪を認めている中でも、できるだけ被告人に有利な判決が得られるように、弁護人は弁護活動を行います。
たとえば、検察官から開示された記録の中から被告人に有利な点はないかチェックしたり、また、窃盗のように被害者がいる場合は示談交渉や被害弁償をしていく場合もあります。被告人が今後このようなことをしないために、親族などの関係者に被告人を監督していく内容の誓約書を作成してもらったり、関係者に裁判で情状証人になってもらう場合もあります。被告人自身、反省文を書いたり、被害者に謝罪文を書くこともあります。
本件では、本人が罪を認めて反省していること、被害弁償のうえ被害者と示談が成立したこと、被告人の親が情状証人として出廷して被告人の監督を誓っていること、被告人に前科がないことなどを理由に、執行猶予判決となりました。