解決事例(刑事・少年事件)
解決事例(刑事事件)1:会社での横領(刑事事件にならないために)
解決事例(刑事・少年事件)
■依頼主:会社員男性
■相談内容
会社のお金を横領してしまった。会社からは、損害賠償請求や刑事告訴をほのめかされている。社長からあれこれ一方的に言われ、このままだと社長から言われるがまま従わざるを得ないかもしれない。
できれば刑事事件にしたくない。示談解決できないか。
■結果
会社と示談解決。会社に示談金を支払い、会社からは宥恕して(許して)いただき、被害届けを出したり、刑事告訴はしないとの合意をもらった。
■コメント
刑事事件は、被害者が被害届けを出したり、刑事告訴するところから始まります。刑事事件となっていない場合は、被害者にそれらの行動を起こさないようお願いすることがあります。
被害者と示談解決できれば、被害者は被害届けを出したり刑事告訴したりしないでしょう。仮に合意に反して被害者が被害届けを出したり刑事告訴をした場合でも、横領罪のような財産犯については、被害者が被害回復できることが重要なため、被害者に横領金を弁償できていること(示談金を支払ったこと)は、刑事責任の軽減につながります。
なお、示談をする場合は、刑事上の責任追及に関する合意とともに、民事上の責任についても合意して解決するのが一般的です。